ゆ き と の 書 斎

2010年6月17日 読者の皆さんへ報告(3)

昨日(16日)、東京の集英社に出向いて話してきました。
東京は人が多くて暑くてつかれた…。
結論からいうと何も動きはありません。
担当とUJ編集長と副編による謝罪と、法務部の人間二人による「ご説明」。
すべて事前に予測したシナリオ通りです。いわば儀式みたいなもん。

法務部の人は、集英社の差別的用語撤廃の取り組みの歴史を語るときは実に雄弁でした(これはこれで興味深い話だった。…今みたいな非常事態の時でなければ)。
が、具体的な今回の銃夢新装版の修正の部分にかかると論理的に矛盾しまくり。
僕は何度も相手の矛盾点をついて論破したが、相手は論破されたと思っていないだろう。
なぜならこれははじめからフェアな議論ではないから。
「結論」はすでにできていて、それに適当な理屈を並べているにすぎない。
集英社は絶対に「結論」を変えないし、間違っていました、と謝ることもない。
そして僕はすでに負けている。
新装版の修正に応じたときから負けている。
だからこれはすべて茶番。茶番だと分かっていてつきあってやった。
相手の顔は立ててやんないとな。

16日の会合では「今日は何も決定しないし、何も約束しない」と公言して臨みました。
そのため現在のところ、集英社でこのまま仕事を続けるか、それともほかの選択肢をとるか、まだ何も決定していません。