気まぐれゆきと帳過去ログ一覧
近況 2008年
2008年01月18日 1月2度目の書きこみです。
2008年最初の仕事は、いきなり大変でした。(T_T)
(毎年こんなこと言ってるよなぁ…)
がんばってきっちり原稿は上げましたが、仕事が終わってから疲れが一気に襲ってきて、
体が泥のように疲れてベッドから起きられなくなってしまいました。
18時間ぐらい寝て、やっと今日になって表に買い出しに出たりできるぐらいに回復。
久しぶりに銃夢BBSを見ると活況を呈しているのでうれしいですなぁ。
以下銃夢BBSへのレス。
> kevinさん
> 私は最近銃夢にハマり出した者です。
はじめまして~。(^_^)
連載途中の回を読んでファンになってくださったというのはうれしいですね~。
毎回、それまでのストーリーを知らない初見の人が見ても引き込まれるようなマンガを描こうと心がけています。
苦労が報われた感じです。
> Ivanさん
> 十巻冒頭、ノヴァ・Xが復活したのはどのタイミングでしょう?
> そしてデコイ・ノヴァを作ったのはなぜでしょう?
ノヴァの復活の系譜はたしかにわかりづらいので、一度ちゃんと図入りの系統樹を作って説明した方がいいですね~。
テキストで表現するとこんな感じです。
ノヴァ
(オリジナル。旧銃夢9巻、ウロボロス~花崗岩堂でガリィと戦って戦死)
↓
ノヴァ'
(腹のバックアップから復活。銃夢LO冒頭でガリィを復活させた後ロスコー君
に殺された)
↓ ↓
ノヴァII ↓
(ステレオトミーにより復活。 ↓
ガリィが目覚める前に脳チップに ↓
交換した後、ガリィ、ゼクス等と ↓
イェールへ行き、ムバディに捕獲される) ↓
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ポタ・ノヴァ
↓ ↓ (ロスコー君が回収していた
↓ ↓ ノヴァ'の脳チップのひとつ)
↓ ↓
スーパーノヴァ ↓
(ムバディにより ↓
復活したノヴァII) ↓
↓
デッド・ノヴァ1号~9号
(ステレオトミーによりザレムに復活。
しかし次々にノーラ達に駆除される)
↓
ノヴァX
(異常に気付き、デコイ・ノヴァが
再生するように細工して身を隠す)
↓
デコイ・ノヴァ1号~たくさん
(ノーラ達を騙すための囮。囮のためちゃんと生まれても人格・知能は備えていない。
もちろんノヴァXが姿を現した現在は再生は止まっている)
> kawamura君
> アニメがリニアゆえにシナリオの出来を気にせざるを得ないのに比べて…(以下略)
なるほど、君の言いたいことはわかった。
ただ俺としては、「ゲーム」の定義として最低限「インタラクティヴ性がある」という限定条件をつけたいんだよ。
だからリニア(直線的)である推理小説なんかをゲームブックと一緒くたにするのには抵抗があるんだ。
前に俺が「推理小説はスポーツの域に達している」と書いたことと矛盾するようだけど、あれはフェアプレイ精神という点について言ったんであって、読者の推理が当たろうが外れようが結末は変化しない。
だってそういうふうに「ゲーム」を限定しないと、「生命の営みのほとんどすべてがゲームである」ということになってしまい、
(そういう哲学もあるのかもしれないけど…)
かえって「ゲーム」という言葉の意味が拡散霧消してしまう。
とにかく、君の立場としては「ゲームが推理小説の構造をマネしたわけではなく、構造上の理由から収斂進化して似たものになった」ということでOKかな?
> 名付けて「死の無責任リレー仮説」については、俺前に同じ
> 意味のことを書き込んでると思いますよ。
> エヴァとか、そうでしょう。
> ちなみに俺がバイトで昔やったプレイバイメイルのシナリオ
> もそんな感じでした。
エヴァの話題は地雷なのでスルー。
そうかぁ…俺は集団でお話を作るなんてやったことないから、純粋に想像を膨らませて出した仮説だったんだけど、強力な傍証だね。
「連続アニメのシナリオ羊頭狗肉問題」の制作システム上の仮説としては、「死の無責任リレー仮説」でほぼ説明ができるかな。
最近俺がこの問題でもうひとつ考えることは、日本には「優れた演出家は多いが、言いたいことを持った作家は少ない」んじゃないか、ということだ。
それが謎かけと回答のアンバランスとして現れているような気がする。
> 会議は踊るさん
> LO6巻でガリィとツァイクロウが交していた合い言葉で『スピリット』と『オ
> ポチュニティー』というものがありましたが、これってNASAが打ち上げた探査
> 車の名前だったんですね!
その通りです。(^_^)
> つーちゃん
> 仕事中にこの台詞を読んだときは「ガリィもえらいボケかますなぁ」と思った
> ものですが(笑)。しかしこのボケを見逃すツァイクというのも…。(^^;
なんだよぅボケって~。まじめな機甲術の符丁ですぞっ。
> 銃夢外伝、簡単な感想
感想を書いてくださったみなさん、ありがとうございます。
今のマンガ界では短編は不当に軽視されがちなので、
たとえ批判的な感想であってもたくさんの人の意見が聞けるのはうれしいものですねぇ~。
作品は発表した瞬間から作者の手を離れ、それぞれ読んだ人の心に映ったものになります。
だから、「誤読はOK」です。誤読はおおいにOK。
僕はそういうスタンスなので、なるべく読者の作品の解釈には口をはさまないようにしてます。
(具体的な質問以外は。)
でも、「銃夢外伝」にてきとうに描いた作品や、やっつけ仕事で描いた作品はひとつもありません。
すべてのコマは考えて吟味した上でそこに置かれています。
文字として書かれていないセリフ、コマとコマの間、その絵の意味するところに思いを巡らせてください。
> kawamura君
> 電話口にて3分で俺が考えたというのはゆきと先生の記憶違いだと思います。
> 3分であのアイデアを思いつくほど俺は天才じゃないです。
> 30分~1時間くらいは新浦安駅のハンバーグステーキレストランで話したと思う。
いや、それこそ君の勘違いだろう。
銃夢の小説を頼んだ時に新浦安駅のハンバーグステーキレストランで2回ほどみっちり打ち合わせしたけど、そのころ俺は「灰者」を描いていた。
銃夢外伝「故郷」を描いたのはそれから1年近く後だ。
「電話口で3分」と言うのは大げさかもしれんが、俺の主観的時間ではそのぐらいだったのだよ!
川村君はウチのアシスタントしていたころから、なにか自分のツボにはまった素材があるとたちまちお話をでっち上げる力がある。
その瞬発力は俺も一目置いていた。
ただ、その段階では「思いつきのネタ」にすぎないので、整合性のあるプロットにまとめていく力は素人だったから、小説版銃夢の時はえらい苦労したがな~。
> ゆきとさんが面白かったと絶賛したあるPS1のゲームの話を俺が聞いて「なら
> こういう話とオチはどうですか」と提案した記憶があります。
それは初耳だな。「太陽のしっぽ」のことかな?
>ソニックフィンガーの技が「機関拳」の一流派
こういう面白いことを会話の最中にいきなり言うんだ。
面白すぎて話が成り立たないことが多いけど。(^-^;)
この思いつきの勢いを失わないまま完成したプロットを書ければ、君は一流になれるよ。