ゆ き と の 書 斎

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いよいよ髪の塗りにはいる。
人物画において髪をどう描くかは印象を左右する大問題だ。
技法上も難題なのだが、僕は試行錯誤のすえ、別レイヤーにブラシで描いていくスタイルに落ちついている。
別レイヤーにすることで背景との合成にも複雑な選択範囲を作る必要がなく、後からの調整も容易だ。

新規レイヤーを作製し、ガリィの髪は黒いので、透過色である暗い赤を塗っていく。
人間の髪は黒くても完全な無彩色の黒ではなく、黒に近い赤茶色と考えられる。
強い光で逆から照らすと、毛の先が赤く見えたり、金色に反射したりする。
その表現のために3つのレイヤーを重ねて髪を表現する(ハイライトを入れると4つ)。

ブラシは「ドライメディア」、チョーク(細)、手法を「塗り潰し+ソフト」を使用。

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消しゴムブラシではみ出しを消す。髪がばらけている部分は奥行き感を出すために色のぼかしを残した。